『財政赤字カリキュレータ』について

「日本の財政赤字カウンタ」というページがある。ずいぶん昔から動いている けど、日本政府の債務残高をリアルタイムで表示するというJavaScriptである。

最近、こいつがTVで紹介されていた。そしてアナウンサーが毎度のごとく

「このまま政府が無駄づかいを続けると借金が増えすぎて日本は破綻してしま います。だから支出を削減しなくてはいけません」

と解説していた。

このままではまずい。このカウンタは有害だ。 世論を間違った方向に導き、日本経済を破壊するゴジラである。 対抗するために、財政赤字に関する正しい情報を表示するものが必要だ、と考 えた。 そこで、この「財政赤字カリキュレータ」を作ることにした。 ゴジラへの対抗ということで、コードネームはメカゴジラである。

基本的なアイデアは、bewaadさんのリフレ政策に勝算ありや という記事からいただいた。リフレ政策を実施した場合とデフレが継続した場 合の債務残高のGDP比を見比べてもらおうということである。

このバージョン(あまりにも非力なので、「先行者版」と名付ける)では、 インフレ率、実質成長率、長期金利を所与のものとして将来の債務を計算している。 左側がマイルドインフレ、右側がデフレが続いた場合の推計値である。

推計は、概ねbewaadさんの方式に従って次のように行っている。

次の改良(アイボ版)では、歳入をもう少し正確に求めてみたい。 おそらく、リフレ政策の方の債務はもっと早い段階で解消していくはず。

最終的には、インフレ率、成長率、金利を所与とせず、金融政策と財政政策によって決 まるものとしたい。っていきなりそれは無理か?

(2005/11/20)
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